髙松 博仁

地下の巨大神殿にもたとえられる大谷石の地下採掘場跡。

その空気、温湿度、闇とおぼろげな光など、この特異な場の

在り方を表そうとして近年制作を続けてきたという作品群

を前にするとき、

作者がそこで感じ取ったであろう、空間に対する畏怖や美し

さの一端に触れることができるのである。